昨日は、埼玉県のお客様を訪ねました。
ご母堂の実家を相続されたお客様。
お仏壇をまとめるため、お位牌を移そうとしたところ、なんとその数25基。
ひいお爺さんの代まではお名前が分かるそうですが、その先は、どなたなのかさっぱり・・・、だそうです。
驚いたのはその元号です。
- 慶応:江戸の最後
- 安政:大獄
- 享保:8代吉宗の時代でしたっけ
- 元禄:忠臣蔵
もう、歴史の教科書の世界です。
しかも、元禄の「禄」の字は、現代とは点の打ち方が異なっています。
元禄までは、見たことがありました。一般的には、お位牌のしきたりが始まったのが元禄年間だったと言われていたような・・・。
さらにその先があったから、2度びっくりです。
- 明暦:大火
- 寛永:3代家光の時代だったような
完全に400年前の世界です。今でもはっきりと読み取れるほど、保存状態が良好でした。
実際に、手に取らせていただきましたが、「寛永」のお位牌に触れたときは、手が震えました。
これが、名家特有の歴史の重みなんだと感じました。