上手に自己紹介できる人をうらやましく思います。
下手は下手なりに、自分のことを思い返してみたいと思います。
性格
臆病で心配性です。
子供時代
夏休みの宿題を7月24日の朝に終えているタイプの子でした。
(ぼくの生まれ育った兵庫県姫路市では、7月21日~8月31日が夏休みでした)
夏休みを思いっきり楽しんで、宿題は8月30日から始める子っていましたよね。
心配性のぼくにはできませんでした。
楽天的で物事に対してどーんと構えている様を、子供ながらにうらやましく感じていたのを今でも覚えています。
宿題を終わらせるスケジュールを立てるにあたり、9月1日に間に合わないかもしれないと考えると、だんだん不安になり、1日また1日とスタートが早まります。
結果、行きついたのが7月20日の終業式から帰宅したらすぐに「よーいドン」です。
絵日記以外の大部分を終えるのがだいたい7月24日の朝です。
このやり方が、自分にとって一番穏やかな気持ちでいられる方法だと気づいたのは、ずいぶん大きくなってからのことです。
趣味はゴルフ
ルール・マナー・エチケット
ゴルフを始めて間もない頃から、かなり厳しくしつけてもらいました。
おかげで、どこに出ても恥ずかしくない立ち居振る舞いを身に付けることができたようです。
今では、たいせつな財産の1つだと思えるようになりました。
プレースタイル
きわめて地味です。
心配性な性格が災いして、なかなか冒険できません。
モットー
ゴルフ場では「涙とティボット跡を人に見せない」
ぼくは「目土袋」なるものを手にぶら下げてプレーします。
ゴルフというゲームは、芝生に穴を掘ります。
穴が開いたままだとそこから芝生の根が枯れてしまいます。
そこで、掘った穴を砂で覆います。
そうすることで周囲の芝生が成長し、やがて穴はふさがります。
この砂を入れて持ち歩くバケツのようなものを「目土袋」と呼びます。
ちなみに掘ってできた穴のことを「ディボット跡」と呼びます。
おまじない
目土袋の習慣は、「気まずさ」から始まりました。
下手くそなので、芝生に大きな穴を掘ります。
穴を掘るたびにキャディさんを呼ぶのが申し訳なくて、ディボット跡は自分で埋めるから、「いっそのこと目土袋を貸してもらえませんか」と申し出たのがきっかけです。
そのキャディさんは「いいですよ」とすぐに快諾してくれました。
今までろくに見もしなかったディボット跡。
自分で埋めるようになると、その穴はいろんな情報を与えてくれます。
- 打ち出した方向がターゲットより右を向いている
- ボールの手前を掘っている
- トウが浅く、ヒールが深く掘れている(ちょっと難しいですね)
など、上達のヒントがいっぱいです。
「待ちチョロ」が激減した。
前の組のプレーが終わるのを待った直後、イライラした状態で打つとだいたい大きなミスをします。
200ヤード飛ばしたかったのに、20ヤードしか飛ばないような大きなミスを「待ちチョロ」といいます。
原因は2つだとぼくなりに理解しています。
- 「待つ」という身体を動かさない行為自体が、身体を硬くします。
- 前の組のプレーを「見る」という行為が、心を硬くします。
でもぼくは、「待ちチョロ」とほぼ無縁です。
- 穴を埋めるために、周囲を歩き回るので身体を止めることがありません。
- 穴を探すことに夢中で、前の組を「見る」ことがありません。
ディボット跡から打つ機会が減った(気がします)
ふかふかの芝生の絨毯の上のボールを打つのと、穴ぼこに入ったボールを打つのでは、どちらが難しいと思いますか?
穴ぼこに入ったボールを打つのはとても難しいんです。
ディボット跡を埋めるようになってから、そんなアンラッキーに出くわすことが減ったように感じます。
なんでも、ゴルフの神様がディボット跡をさけてくれるそうです。
ぼくもそんな気がして、おまじないのつもりで続けています。
ブクラーが増える
目土袋を持ってプレーする人たちのことをぼくが勝手に名付けました。
ご一緒した方の中には「それいいね」といって、お昼休みの後さっそくブクラーに変身される方がいらっしゃいます。
芝生の養生にもなるし、なにより「待ちチョロ」撃退の効果をすぐに実感できるのが嬉しいという声が多いですね。
自分がどんな人間なのかを伝えるのは、とても難しいですね。
上手く伝えられるかはわかりませんが、厚意的に解釈していただけたら幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
ふくろう事務所 山田俊介