先日、東京のカフェで軽めの昼食を摂っていたときのことです。
思いがけないお申し出
お隣の席に座っている白髪のご婦人と、ちらちらと目が合います。
何かを訴えかけたい雰囲気を感じ取りました。
「何かお困りですか?」と問いかけてみました。
するとご婦人、「わたし、全部食べ切れないんです。よかったら召し上がってくれませんか」とおっしゃいます。
あ、うれしい。
とにかく嬉しかったです。
右隣の人じゃなくて、左隣のぼくに声をかけてくれたこと。
食べ物を残すことに抵抗があることは理解できます。
それにしても、見知らぬおっさんに話しかけるのは、さぞ勇気が要ったでしょう。
せっかくのお申し出です。もちろん、ありがたくいただきました。
あっという間に平らげてしまうと、「あなたに食べてもらえてよかった」と、ご婦人。
満足そうな様子で席を立たれました。
おかげで温かいひとときを過ごせました。
そういえば、
最近、見知らぬ人に声をかけられることが増えました。
道をたずねられたり、「リュックのチャック空いてますよ」と教えてもらったり・・・。
少し心当たりがあります。
「ありがとう」と「ごめんなさい」が素直に言えるようになってきました。
もしかしたら、少し人間が丸くなってきたのかもしれません。
話しかけやすそうな人だ、と思ってもらえてるのなら、うれしいな。
最後までお読みいただきありがとうございます。
ふくろう事務所 山田俊介
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